言葉の発達が遅い？気になるときの対応｜家庭でできるサポート🤝

はじめに

赤ちゃんが成長していく中で、多くの保護者が楽しみにしているのが「言葉の発達」です。初めて「ママ」「パパ」と呼ばれる瞬間は特別で、家庭の思い出としても大切に残ります。しかし一方で「同じ月齢の子と比べて言葉が遅いのでは？」と不安を感じることも少なくありません。

言葉の発達には個人差が大きく、必ずしも「遅れている＝問題がある」というわけではありません。とはいえ、気になるときには早めに適切な対応を知っておくことが大切です。本記事では、言葉の発達の目安や、ご家庭でできるサポート、相談できる専門機関について詳しくご紹介します。

言葉の発達の一般的な目安

まずは、月齢ごとの言葉の発達の目安を確認してみましょう。これはあくまで目安であり、必ずしもすべての子どもが同じペースで進むわけではありません。

1歳頃

「ママ」「ブーブー」など意味のある単語を1〜2語話す
大人の言葉を理解し始める（「ちょうだい」と言うと手渡すなど）

1歳半頃

使える言葉が10語前後になる
簡単な指示（「座って」「バイバイして」）を理解して動ける

2歳頃

「ワンワンきた」「ママいない」など2語文が出てくる
語彙が50語以上になり、会話のやり取りができるようになる

3歳頃

「今日は公園に行ったよ」など3語文が出る
自分の気持ちや体験を簡単に話せる

このように成長に応じて少しずつ言葉が増えていきます。ただし、成長のスピードには差があり、2歳を過ぎてから急に言葉が増える子も珍しくありません。

言葉の発達が気になるときのチェックポイント

「ちょっと遅いかも？」と感じたときには、まず以下の点を確認してみましょう。

耳が聞こえているか（音に反応するか）
言葉は少なくても身振りや表情でコミュニケーションを取っているか
親の話しかけを理解している様子があるか
発達の他の面（歩く、遊ぶ、食べるなど）はどうか

これらに問題がなければ、言葉だけがゆっくり発達している可能性もあります。とはいえ、不安が大きい場合は早めに相談することが安心につながります。

家庭でできる言葉の発達サポート

専門機関に相談する前に、家庭でできるサポートもたくさんあります。ここでは日常生活で取り入れやすい方法をご紹介します。

1. たくさん話しかける

言葉の発達には「インプット」が欠かせません。おむつ替えや食事のときなど、日常の場面で声をかけましょう。
例：「おむつ替えるよ」「バナナ食べようね」などシンプルな言葉がおすすめです。

2. 絵本の読み聞かせ

絵本は言葉の宝庫です。繰り返し読むことで語彙が自然と増えていきます。動物や食べ物など身近なテーマから始めると興味を持ちやすいです。

3. ジェスチャーや表情も活用する

まだ言葉が出ない時期でも、指差しやジェスチャーで「伝える力」を伸ばすことができます。親も大げさに表情や動作を加えて話すと、子どもにとって分かりやすくなります。

4. 歌やリズム遊びを取り入れる

音楽やリズムは、子どもにとって楽しく言葉を学べるきっかけになります。童謡や手遊び歌は短くて分かりやすいフレーズが多いため、真似をしやすいのが特徴です。親子で一緒に歌うことで、自然と単語やフレーズが身についていきます。

5. 子どもの発話を肯定的に受け止める

まだうまく話せなくても、子どもが発した言葉を繰り返したり「そうだね」と反応することが大切です。子どもは「伝わった！」という経験を通して、さらに話す意欲を育んでいきます。

言葉が遅いと感じたときの対応

子どもの言葉が気になるとき、焦る必要はありませんが「見守るだけ」で終わらせないことも大切です。ここでは、具体的な対応方法をご紹介します。

1. 比較しすぎない

育児中は、つい周りの子と比較してしまいがちです。私も支援センターなどで同じくらいの月齢の子がいると、あんなにおしゃべりできるの？うちの子遅いのかな？と不安になりネットで情報を調べたりしました。しかし発達には大きな個人差があり、1歳半でまだ言葉が出ていない子もいれば、2歳を過ぎてから一気に話し出す子もいます。比べすぎず、わが子のペースを尊重しましょう。